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30:『必殺仕事人2009』第11話

2009/04/11 (Sat) 17:11
今回は「仕事人死す!」のサブタイ通りの源太退場編。
延長におけるスケジュールの都合だろうが、週一シリーズにおけるシリーズ半ばにしての仕事師の死は「新からくり人」以来?
これまでのベビーフェイス系がいつまでも甘さを残しながらもそれでも無難に仕事はこなしていったのに対し、甘さを残したままそれでも仕事を続けてきた若者が結局その甘さゆえに死ぬという、当然あるべきにしてこれまで中々描かれなかった展開を描いたことは高く評価すべき。
死骸が仲間の手によって送られるというのは貢、直次郎、政らがいたが、この3人が海に送り出されたが、荼毘に付されるというのも絵ヅラ的に新鮮且つ寂寞感が漂って良かった。

キャラ描写では今回主役ではあるもののただ甘さのみが際立った源太のそれよりも、むしろ小五郎の描写が印象的だった。
特に仲間の前では「地獄行きに戻り道はない」と言い捨て決して見せなかった源太の死への悲しみを、家族の前でほの見せるラストが実にいい感じ。第6話を見たときも思ったのだが、小五郎というキャラは、情には溺れないが決して冷酷なわけではなく(実際この辺は演じる東のアイドル系でありながら何処か能面のような外見がいい形で機能していると思う)、このシーンもそれを良く表わすしていると思う。
またこの辺は、小五郎が、愛する女の仇を討とうとする源太を先の幸せのために踏みとどまらせようとしながら、結局彼が裏稼業に足を踏み入れることを許してしまった「2007」まで思い起こすと実に感慨深い。彼もまたそこに於ける己の甘さを痛感し、後悔していたのではないだろうか。

主水に関しては、かつて経験した仲間の死を「忘れちまったよ」と言い捨てる場面に、その軽い言い方に反してかつてのシリーズを知る者全てに痛感させる重みを感じさせた。仕事のシーンでもバラードでなく「荒野の果てに」をバックに殺しをしたのが良かったっす。

まあ今回自分が今回一番評価したいのは、仕事師の敗北を描いたこと。

これは仲間の死なせてしまったことではなく、今回の作太郎の頼みである「お父っつぁんを助けてください」という願いを結局果たせなかったこと。
そう、すなわち今回は残った仲間も標的はしとめつつ、全員が仕事をしくじっているのだ。


ただ一方でネット等を見ていると今回の話への評価は結構厳しいようだ。
ただ、その気持ちもわかるんすよね~。
とにかく前回の引きによる期待の高め方が尋常じゃなかった分、その過度な期待に応え切れなかった点は否めないと言うか、前回のブログで書いた、「これまでのシリーズでは司法側と対峙する場合はその殆んど全てが悪人だったが、今回は職務に忠実な朴訥な役人の一般公務員。無論殺すのが掟だがそれは視聴者の共感を完全に拒絶する展開という、仕事師の運命は?という意味のみならず作品としてもかつてない極限状況!」が、大河原が主水の強引なごまかしに簡単にごまかされてあっさりと流されたのが自分にも大いに不満。
この3週間ソコにどう決着をつけるかがずっと気になって、テンション上がりっぱなしだったのにそこをこうもあっさり流されては、ホントがっかりです。だったら別に前回のラストで死体の前で大河原同心と源太を対面させずに、単に目撃されそうになったとこで〝続く〟で、そのまま今回涼二の機転で危機一髪見つからずに済む・・でよかったじゃん。そうすればネット等でも散々指摘されているところの結局大河原が源太に何の疑惑も抱かないとかの不自然さもなくなるのに。

あとは7日あたりにワイドショーや公式ページを含めたネットで今回のネタバレを猛烈にしまくったという作品の送り手側のアホさ加減には呆れる。それがなければ、今回のクライマックスは源太はどうなるのか、前回の危機を(シナリオに不満はあるものの)とりあえず乗り越え、ここでひとつ成長するのかというドキドキしている視聴者への強烈なサプライズとなりえたものを・・・(逆にオチがわかってる分時間延長分が冗長に感じたりもした)。

ともあれ、やや歪になりかけている涼二と小五郎の関係(これまでのシリーズには最初は歪だった仲間の関係がシリーズを経て仲間となっていくというものはあったが、今回のはその逆を行ってるのも特筆もの!)等のドラマを内包したこれからのシリーズが、仲間の死を経て
どう展開していくか、今後を期待したいところである。
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テーマ : 必殺シリーズ - ジャンル : テレビ・ラジオ


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コメント

22:

今回、作太郎の「おとっつあんを助けて下さい!」と言う依頼を目にした時は、それは仕事人に頼む事じゃないだろ?……と突っ込んでしまいましたが、

お富の陰謀で犠牲になった油問屋の関係者からの依頼ならともかく、今回の仕事人たちの行動(殺し)は、完全に「恨み晴らし」じゃないですね!

つまり、小五郎や主水たちは、「仲間意識」から動いたんじゃないでしょうか?(そんな気がします)小五郎の、涼次や現太の前では、非情な事を口にしてはいても、自分の「素」の顔が伺える「渡辺家」へ戻った時には、仲間の「死」を悲しむ(過去にも同じような事があったと言われているので、小五郎は何度も「仲間の死」を見続けてきたと思われます)描写が見られますね。

今回は、「一人前の仕事人になろうとして、精一杯背伸びし続け、それに手が届きそうになった時に死を迎えた源太」と「”完全無欠の非情な仕事人”であろうと、自らを律する小五郎」の二つの仕事人像が見えたような気がします。

不満点は少々あれど、先ずは「及第点」の佳作と言う事で!

2009/04/12 00:18 | 都の商売人 #BUe3ltog URL編集 ]
24:Re: 商売人さま

コメントありがとうございます

小五郎にとって、いかに家庭がかけがえのないモノかを最後の最後でさらりと、しかしきっちり描いていたのは本当に好感触でした。

2009/04/12 07:15 | tyoujiya #- URL [ 編集 ]

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