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16:必殺仕事人2009-ここまでの総括

2009/02/21 (Sat) 05:25
主水01
今年の方1月から放送中の『必殺仕事人2009』ですが、当初一クールくらいと言われていましたが6月まで延長が決まったようです。これを機会に必殺ファンとして、本当に久々のテレビシリーズ必殺としての本作を、やはり一度は語っておきたいと思っての今回のブログです。

で、まずは2007年7月に単発SPとして放映された『必殺仕事人2007』についての感慨から―

まあこの作品発表当時は、まずジャニーズ尽くしのキャスティングからして殆んど期待しておらず、あらゆるフィクションのキャラクターの中でもマイフェイバリットキャラクターである中村主水の復活のみに興味をそそられたのみであり、その興味も、一度映画で死んだことで心の整理をつけているはずのキャラへのそれであるだけに何処か醒めたものである事は否めなかった。
で、実際の視聴後はというと―
まず主水の立ち位置は目立ちすぎず、かつ大切に扱われていて実に良かった。 殺しのビジュアルとか、ところどころ意外なBGMの使い方とかもなかなかよかった。 毒で殺すのは賛否両論あったようだが、昔の秋野太作が毒入り鍋で複数の雑魚悪人殺すシーンの方がはるかにえぐかったしw  仕事師のキャラクターの背景の掘り下げ不足はいかんともしがたいけど、いい意味で、旧作の空気を残しながらの今風の「カッコイイ仕事人」を楽しませてくれた。
――といったところが当時の感想。
それから主要キャラクターの顔写真が並んだ雑誌広告とかでは主水が後ろの方でちっちゃく写されていて、それまでの必殺(特に後期から末期)では主水の出番が少なかろうが広報的には主水を絶対的に前面に押し出してたから、「主水が出る必殺」で「主水の扱いが小さい」って意味では当時凄く新鮮でした。
しかしこの頃は、ジャニーズのスケジュール的な面やその他諸々を鑑みて、まさかこのキャスティングで週一レギュラーシリーズが作られるとは思わなかったなあ。

で、次にレギュラー放送開始前に放映された『必殺仕事人2009』SPについてはというと――

玉櫛の死に対する涼次の悲しみと怒りの描写(ラストで死んだ玉櫛に語りかけながら彼女に食わせると約束していた河豚を一人で食べるシーンは素直に泣ける)や、感情的になる涼次をベテランの立場から諌める主水、(義)父となったが故に闇の世界に踏みとどまるかどうかを一度は逡巡しながら、闇の力の働かぬ場で目の前の悲劇に対して成す術のなかったの己の無力さを痛感して再び闇の殺しに手を染めるまでの(殺しの直後に血のついた手を洗う行動も含めて)源太の描写など、これまた結構好感触。
特に印象的だったのは玉櫛の死で、前回SPのラストで「流しの仕事人になる」と言った彼女の仕事人描写が見られなかったのが残念な一方、その辺も含めておそらくは両思いだったであろう涼次とお互いに最後まで素直になれぬままのあっけない死には、やるせなさが漂い、いい意味でのサプライズとなっていた。
まあ、その直後の玉櫛の妹・如月の登場には、ツンデレ幼なじみの次は妹キャラかよ?だったら次は委員長かメイドロボか・・と一人でつっこみを入れていたものだが・・・。

で、レギュラーシリーズとしての『必殺仕事人2009』はどうかと言うと――

これは・・・一言で言うともっとがんばりましょうと・・・。
いや、もちろん全てが悪いと言うわけではない。
例えば2話では手抜きサボり同心としてキャラ被りながら、年季の入った仕込みで小五郎より一枚上手なところを見せる主水や、源太の友達の仇をとるために(仕事ではない)ただの殺しを直情的に行おうとして諌められる若さ未熟さの描写とか、強敵を確実に殺すためにべろべろに酔わせる仕事人たちのいい意味でのせこさ、辻斬りDQN息子の親である剣豪の最後までどっちに転ぶかという引っ張り具合などはそれなりに唸らせた。
また、殺しのシーンも、源太のそれのバリエーションや、5話での小五郎の障子ごとの胴斬りとかは魅せるし、殺しの直後にEDが流れる余韻ある演出なども効果的、時折見られる旧シリーズへのオマージュと思われる台詞や描写にもニヤリとさせられる。
ただその辺を踏まえても、やはり本シリーズはやはり今ひとつの出来と言わざるを得ない。

その不満点の最たるものはレギュラーゲストを問わぬキャラクターの描写不足である。とにかくこういうシチュエーションならこのキャラクターはこう動くという作劇がなされていないのだ。
特に旧来のファンの自分としては、シリーズの長い歴史を生きてきた主水をせっかく出しながら、その主水を生かした描写がなされていないには実に憤懣やるかたない思いである。例えば4話は、まっすぐな正義心を持つ若い同心を身近にするという『仕留人』「一途にて候」に酷似したシチュエーションでありながら、「一途にて・・」では動いた主水が今回は全く動かない。もちろん以前と現在では主水の仕事師として生きてきた長さも違うし、同じ行動をさせろとは言わない。ただ、動かないなら動かないで、以前は動いた主水が今回は何故動かないのかを(説明ではなく演出で)納得させて欲しいというのは「マニアの我が侭」では決して無い筈だ。
主水に限らず、本作はとにかくキャラクターが大切に扱われていない印象で、そのためにレギュラーそれぞれがどういう(設定ではなく)人物かというのがいまだにわかりづらい。
その点で、最も勿体無いのは結局現在まで賑やかしキャラとしてしか機能していない如月。
玉櫛の妹として登場させるなら、玉櫛を死んでから出すのではなく玉櫛ときちんと絡ませた上で、抜け忍である涼次を殺しに行きながら馴れ合っている姉が理解できない→それでも自分もまた涼次に惹かれていく→玉櫛の死→姉を守ってくれなかった涼次への憎しみと、それと相反する彼への思慕の狭間でシリーズを通して苛まれる・・・といった展開にすればシリーズそのものにもぐっと深みが出たであろうに。

・・・とは言えやっぱり自分はこの作品を楽しんでいるんだろうなあ。とにかく来週もまた新作エピソードが観れるとか、途中に(最近旧作を観るのはもっぱらDVDかCSなので)CMが入るという感覚は実に懐かしい感覚であると共に、ファンとして無条件に嬉しいものなのだ。あとネットの普及している現在、リアルタイムで新旧ファンの賛否両論が伺えるというのも、旧シリーズ放送当時には無かった醍醐味。

とまあ、ここまで書いてたら昨日放送の第6話がやたらと面白かった件

妻を愛するがゆえの行動という点で視聴者に感情移入を許しながら、それでも尚、己の心の平穏をも犠牲に「殺さねばならない悪」に堕ちる夫(妻がもう長くないであろうとわかっていながら、それでも1日でも長く生かしたいというのがまたやるせない!)、それによって短い命ながら穏やかの気持ちのまま死ねるはずだった妻が、僅かに生き長らえたことと引き換えその心に結局悲しみと絶望しかなくなるという皮肉。その現実に対峙し、情に揺り動かされながらそれに溺れることなく仕事に挑む小五郎と、今回は物語の芯がきちんと一本通っていた上で、キャラクター(小五郎とゲスト夫婦に極力絞られて)の動きがその物語を動かしていたという印象で実に好感触♪
演出もシナリオにしっかり応え、ラストで小五郎斬られた夫の断末魔に見せる表情、EDバックの演出等、最後まで画面から目が離せないと言っていいレベルのエピソードであった。

なんだよ、やれば出来るじゃん!
というわけで今後に期待しながら今回はここまで。
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テーマ : 必殺シリーズ - ジャンル : テレビ・ラジオ


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コメント

7:必殺コミュから来ました

玉櫛の「流しの仕事人になる...」っての2007からずっと気になってたのに、2009のあっさり亡くなってしまった時はポカーンでした。亡くなって、ホント交替で如月が入って来ちゃった感じもなんだかなぁ...
昨日のは面白かったです。

2009/02/21 10:44 | おみち #- URL編集 ]
8:Re: 必殺コミュから来ました

> おみち様
コメントありがとうございます。
HPの絵、味がありますね

2009/02/22 01:02 | tyoujiya #- URL編集 ]

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